【私、リーダー務めます #12】阪本かおりさん

リーダー12番目のご紹介は阪本かおりさん。名古屋を拠点にチーズ&ワインの講師として活躍し、全国津々浦々チーズを求めて飛び回るパワフルウーマンです。

阪本かおりさん
大阪府大阪市出身。家業の医療用機械器具製造業に従事。JR名古屋高島屋「cheese on the table」で販売を経験し、現在はチーズ&ワインの講師としても活動。中学生と高校生の思春期の子供達と、やんちゃだった!?自らの思春期を振り返りながら・・子育て中ですとおっしゃるママさんでもあります。CPAチーズプロフェッショナル。JSAワインエキスパート。FBO唎酒師。WSET Advanced Certificate。ボワノワールワインスクール講師。愛知大学オープンカレッジ講師。

Q1. チーズにはまったきっかけは?
ワインラバーの主人が自宅で楽しめるワインを選ぶことの出来る様にワインスクールに通い始め、スクールでワインと一緒に出されるバラエティー豊かなナチュラルチーズに出会い、魅せられたことがチーズにはまったきっかけです。人類最古の加工食品と言われるチーズの歴史的背景や、製法、環境、お手入れなどの要因で様々な個性あるチーズに変化していく事にどんどん興味が湧いていきました。
 
Q2. チーズに関して普段どんな活動をしていますか?
地元のカフェなどでチーズを愉しむ会を開催したり、名古屋市内のワインスクールなどでチーズの講師を務めさせていただいております。
 
Q3. 個人的に好きなチーズ、またはチーズ料理をひとつ挙げるとしたら?
それぞれ魅力があり、一つに決めるのは難しいのですが・・・。一番最初にワインとの相性で衝撃を受けたのは「ロックフォール×ソーテルヌ」の個性派同士の王道マリアージュです。チーズ料理はタルティフレットやチーズフォンデュが好きで、スタンダードなフォンデュは勿論、バリエーションを増やすべく色々試しています。「ミモレットとカラスミのフォンデュ」、師匠直伝の「西京味噌のフォンデュ」などの和風フォンデュもお気に入りです。先日の「なごやチーズ博」でコンテ&八丁味噌&地酒を使ったフォンデュも、濃厚ながらさっぱりいただける愛知の食材とフランスチーズとの融合が素晴らしいチーズ料理でした。
 
Q4. 品質評価セミナーや研修会を通じて学んだことで、特に印象的だったことは?
研修会に参加させていただいてからは、チーズの特性を知り、酪農、製造、消費者の元に届くまでに起こる問題の様々な要因を考え、評価することの難しさを痛感致しました。
 
Q5. 国産ナチュラルチーズの品質評価において、大切にしていることは?
つくり手さんの想いや、コンセプト、原料乳の良さが活かされた魅力あるナチュラルチーズかどうかを先入観なくきちんと評価が出来る様になることを大切に考えております。
 
Q6. 生産者の方にむけて“ラブレターをしたためる”ように、フィードバックシートを書くという大切なミッションを担うリーダー審査員。そこで、あなたの「愛に溢れるエピソード」を何か教えてください。(読み返したい本、聴きたくなる音楽、忘れられない映画、大好きな車、などなど)
イタリア映画「ライフ・イズ・ビューティフル」が愛を感じる大好きな映画です。第二次世界大戦下、ユダヤ系イタリア人の父親が共に収容所に送られた息子を守るため、「これはゲームなんだ。泣いたり、ママに会いたがったりしたら減点。良い子にしていて1000点獲得したら、本物の戦車に乗っておうちに帰れるんだ!」と全てを遊びにたとえながら、絶望的な収容所の生活から子供を守り抜く、深い愛とユーモアを忘れない父親に心打たれました。
 
Q7. 本番に向けての意気込みをどうぞ
本番まで後約1ヶ月、メンバーと出来る限り研修会を行い、コミュニケーションを深めながら更に経験値を高めていきたいと思います。当日は、全員で一つ一つのチーズに真摯に向き合いながらつくり手さんに敬意を持って審査に臨み、熱いラブレターをお届け出来る様に頑張ります!つくり手さんの想いの込められた沢山の魅力的なチーズ達に出会えることを楽しみにしております。

Japan Cheese Awards

食べ手・伝え手のプロ、チーズプロフェッショナルだからこそできる応援をしたい! ジャパニーズ・ウイスキーが一つのジャンルとなったように “ジャパニーズ・チーズ”も国内外で認められる、そんな未来を描いていこう! みんなの熱い想いが詰まった国産ナチュラルチーズのコンクール。 それが Japan Cheese Awards(ジャパンチーズアワード)です。

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