【私、リーダー務めます #06】岸田麻衣さん

リーダー審査員6人目は、チーズにはまったきっかけがモンゴルのゲルだという乳業メーカーの研究員、岸田麻衣さんです。

岸田麻衣さん
京都大学大学院農学研究科修了後、香料メーカーにて開発に携わる。長期休暇の度にフランスのチーズを作る酪農家のもとでの居候を繰り返し、各地のチーズづくりを体感するも、「フランスに住んでチーズに関わりたい」と退職。渡仏し、トゥールのチーズ屋で1年弱、研修生として勤務する。酪農家のほか、チーズ製造所を数ヶ所訪問したのち帰国。乳業メーカーの研究員となる。

Q1 チーズにはまったきっかけは
大学の農学部4年生の頃、所属していた研究室の共同研究先であるモンゴルに行きました。そこで目にしたのは、数々の見たこともない乳製品で、それらが各家庭のゲルと呼ばれるテントのような住居の真ん中にすえられた、普段使いのお鍋でつくられていたのです。以降、様々に形を変える乳への興味が深まり、特にバラエティ豊富なチーズにはまっていきました。
 
Q2 チーズに関して普段どんな活動をしていますか?
乳業会社で、研究対象としてチーズを扱っています。また、社内の飲み会では頼まれてもいないのに時々チーズプラトーを提供し、同僚に業務外でもチーズを純粋に楽しんでほしいというやや強引な(?)活動をしています。
 
Q3 個人的に好きなチーズ、またはチーズ料理をひとつ挙げるとしたら?
山羊乳製チーズが好きです。思えば、モンゴルで一番口にしたのは山羊乳のチーズ(モンゴルのなかでも砂漠地帯だったので)。フランスで1年弱過ごしたのも、山羊乳製AOPチーズの産地で知られる一帯でした。
 
Q4 品質評価セミナーや研修会を通じて学んだことで、特に印象的だったことは?
チーズは食べなければわからない、と感じる一方で、その外観が如何に内面の風味を伝えるヒントになるかも実感しました。
 
Q5 国産ナチュラルチーズの品質評価において、大切にしていることは?
独りよがりにならないことです。グループのみなさんの意見をきき、解釈すること。それがバラエティにあふれた様々なチーズに対する理解にもつながるように感じています。
 
Q6 生産者の方にむけて“ラブレターをしたためる”ように、フィードバックシートを書くという大切なミッションを担うリーダー審査員。そこで、あなたの「愛に溢れるエピソード」を何か教えてください。(読み返したい本、聴きたくなる音楽、忘れられない映画、大好きな車、などなど)
大好きなロックバンドがあり、ライブに行き続けて13年になります。若くがむしゃらな時代から知っていて、程よくおじさんになった彼らをそれでも応援に駆け付けたい気持ちって愛なんじゃないかと、勝手に思っています。ちなみにそのロックバンドは氣志團です。
 
Q7 本番に向けての意気込みをどうぞ
日本のチーズ製造に携わる方々、酪農家の皆様、そこで暮らす家畜たちのことを想いながら、当日の審査に入ります。海外の酪農やチーズづくりに色々な学びを得てきた私ですが、そもそも日本の国内に酪農と乳業がなかったら、そこまで興味を持つようになっただろうかと思います。
娘の世代にも、身近に酪農があり、チーズをはじめとする乳製品をいただける感謝を気軽に伝えられるような…大げさかもしれませんが、そんな日常を続けていくための、私なりの酪農乳業界へのご恩返しをさせてほしいと思っています。

Japan Cheese Awards

食べ手・伝え手のプロ、チーズプロフェッショナルだからこそできる応援をしたい! ジャパニーズ・ウイスキーが一つのジャンルとなったように “ジャパニーズ・チーズ”も国内外で認められる、そんな未来を描いていこう! みんなの熱い想いが詰まった国産ナチュラルチーズのコンクール。 それが Japan Cheese Awards(ジャパンチーズアワード)です。

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